ゲーム会社に美術未経験のぼくがデザイナーとして就職するまでの話

こんにちは、ゲーム業界でデザイナーをしている鬼木です。Twitterはコチラ!

今回はゲーム業界を目指して専門学校に入学し、ゲーム会社に就職が決まった経緯などストーリー形式で書いていこうと思います。

ちょっと長くなりますが興味ある方は最後までお付き合いください。

~高校編~

ぼくがゲーム業界に進路を決めたのは高校2年生の冬、将来どうしようかと考えていた時期のことでした。

幼少のころからずっとゲームが好きで絵を描くのが好きだったぼくは自然と

「ゲーム会社のデザイナーかなぁ…」

そんな考えが頭によぎりgoogleで【ゲーム会社 就職】みたいなワードで検索したところ、どうやらゲーム会社にデザイナーで就職するには美大専門学校を卒業するのが近道と知ります。

>>ゲーム業界に就職したい人必見!専門学校の選び方の3つのポイント

美大は学費が高すぎるイメージがあり美術経験もなかったので当時のぼくは専門学校一択だろうと思い、地元福岡でゲームCGを学べる学校を探すのことにしました。

ネットで検索したところ未経験でゲーム業界に行きたいなら2年制より3年制が望ましいとの情報を手に入れたので、さっそく3年制があった福岡デザインコミュニケーション専門学校(現:福岡デザイン&テクノロジー専門学校)という学校に体験入学に行くことに。

当日、体験授業が終わり先生や生徒に質問していろいろ聞いているうちにどうやらこの学校は授業以外でも自習ができてちゃんと努力できる人は問題なくプロになれてると聞いたのでここだ!と思いこちらの学校に入学願書を出すことになりました。

さてと…残り1年なにしようか?

高校2年生のうちに進路が決まってしまったこともあり、残り1年をどう過ごそうか考えたところ絵は落書き程度しか描いたことがなかったので少しでも入学までに上手くなっておこうと思い、まじめに絵を描くという結論に至ります。

すぐに絵の勉強をするために本を調べたところ「やさしい人物画」という教材がいいと知ったので、とりあえず買って内容を見ながら真似して人間の絵を描くという生活をしばらく続けていました。(内容はよかったけど全然やさしくなかった!!笑)

そのうち「やさしい人物画」にもちょっと飽きてきて写真の模写を始めるんですがそれが思ったより楽しくて芸能人の模写を1年間でコツコツとスケッチブック2冊分ほど描いていました。

今思い返してみれば普段は落書きばかりで1つの作品に10時間以上じっくり観察して絵を描いたのはこのときが初めてだったので観察力の素養はこのころに磨かれた感じがします。

こうして基礎を固めながら1年をすごし専門学校に行くことになるのでした。

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~専門学校編~

春、入学して初めての授業がデッサンでまずは自由に描かされました。

あっという間に時間が経ち先生に講評されるのですが、ここで初めてクラスの中での自分の実力がどのあたりなのかを知ることになります。

1年間絵を模写してきたこともあり自分的にはかなり自信があったのですが、美術系の高校から来ていたクラスメート数人との差が歴然で、スタートからかなり焦ったことに…!!

(((ぜんぜんダメじゃん!!)))

性格的にかなり負けず嫌いだったこともあり、これはまずいと初週から早速デッサンを授業の空き時間にスケジュール入れることで必ず週に4日(12時間)やるようにし、習慣づけるようにしました。

最初の授業でストイックな学生生活にするべく火をつけてくれたので当時のクラスメートには感謝してます。笑

次の授業は入学前からお待ちかねの3DCGの授業でした。

すぐに飛び交う「先生わからないので教えて下さい」の嵐。当然ぼくもなにをやってるのかサッパリで挙手しまくりました。

(((ヤバイ…無理かも)))

本当に最初のころは授業についていけず周りの人に聞きながらギリギリ食らいついていました。本当にわからなすぎてちょっと泣きそうでした。笑

「とりあえずわからなくてもいいから一通り読み込んでみろ」

先生がそう言うので通学のバスで意味がわからないなりに3Dの参考書を読み込んでみました。

そうすると不思議なもんでだんだん馴染んできて理解できると思いきややっぱりわからん。

とまぁ最初こそ操作方法でつまづきはしましたが地道に一歩づつ前進することで徐々に簡単なモデリングくらいはできるようになりました。

このまま順風満帆に上達し…という展開かと思いきや、1年生の秋ごろには、クラスメートの誰よりも長時間努力してきたはずなのに全然うまくならない状況に嫌気が差し、

「この業界向いてないのかなぁ。。。」と密かに進路変更が頭によぎるほど精神的に追い詰められていました(要領悪かったんですね。笑)

そんなとき、あるツールとの出会いがぼくの人生を変えました。

Pixologic社のCGソフトウェアZBrushです。

(※従来のポリゴンモデリングと違い、粘土をこねるように直感的にモデリングができるソフト。細かいディテールを必要とする映画やゲームのモンスターなどに使われることが多い)

ポリゴンモデリングで全然うまく作れず、面白くなくなっていた3DCGから身を引こうとしていた時期にこのソフトに出会えたのは幸運でした。

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モンスターや人間キャラクターをzbrushで作るときの参考にどうぞ↓

美少女フィギュアをzbrushで作りたい方はこの本が一番オススメ↓

それからは直感的にスカルプトモデリングができるZBrushにドハマりし、本とネットで使用方法を身に着け、ワークフローにZBrushを取り入れたことにより劇的に作品のクオリティが上がって自信もつくようになりました。

2年生のうちはほとんどをZBrushと共に過ごしたと言っても過言ではないです。笑

そして時は流れ2年生の1月ごろゲーム会社の就活エントリーが始まります。

希望職種は志望者数が一番多い最難関のキャラクターモデラー。

>>ゲーム業界デザイナーの6つの職種まとめ

このころにはZBrushのおかげで自信も取り戻せていたのでこれならいける!と思い狭き門ですが身を投じる覚悟を決めました。

まずは第一希望のカプコンにエントリーを出しさっそく試験課題が送られてきます。

指示通りのシチュエーションで絵を描けという課題がありました。

まぁ落ちますよね。

イラストなんて練習してないし描けないよ!!バカ!

仕方ないので他受けることにします。

次は第二希望のプラチナゲームズ

説明会を受けに大阪に行きポートフォリオを提出したところ無事通過。

初めての面接です。

入念に練習をし、さぁ内定勝ち取ったるぞと意気込んで当日

まぁ緊張しすぎて頭真っ白になるよね。

完全にフリーズしました。

セリフを完全に暗記してたのでちょっと出だしを間違っただけで後のセリフがわからなくなりました。泣

このときの面接の空気といったらもう…今でも思い出したくないトラウマ黒歴史No.1です。

面接のコツとしては文章で覚えるんじゃなくてキーワードでおおまかに覚えるのがポイントです。

後日連絡があり無事お祈りされました。気を取り直して次行きましょう。

次はコナミに出したポートフォリオが通り二次試験のデッサン試験がありました。

>>採用されやすいポートフォリオを作る「た行の法則」

静物デッサンでしたが週12時間の練習の成果もありここは危なげなく合格します。

さて、問題の面接です。

もう前回のような失態は犯したくありません。

「志望動機は〇〇で~御社が○○なんです!」

「私が御社に内定をいただけましたら○○をすることで御社の開発チームに貢献していきたいです!」

((おっ?調子いいぞ。全然緊張してないし))

「では最後に何か質問はありますか?」

「いやぁ次の最終面接に取っておきますよ(ドヤァ)」

((ああああああああああぁぁああぁあああ!!!

なんでここで調子乗ってんの!?面接官ぜんぜん笑ってないし!!!))

即お祈り電話されました。うまくいってるからと言って調子にのるのはダメですね。最後まで気を引き締めていきましょう。会社から出るまでが面接ですよ。

面接も慣れたもので順調に黒歴史が積み重なってきました。

次は初めて内定をいただくことになる株式会社〇〇(すみませんここは一応伏せさせてください)

正直ここらへんになってくると特に熱意はありませんがとりあえずゲーム業界に入り込むことが大切だと理解していたので本気で第一希望のつもりで臨みました

このころには慣れたものでもはや面接の緊張とは無縁です。

この会社の業務内容的にも自分の求める技術とマッチしていたので志望動機などの面接での問答はなかなか説得力のある言葉で語れたと思います。

数日後の5月半ば、自宅にいたときぼくの携帯に通知が届きました。

「内定となりましたので是非弊社に来ていただけたらと思います。」

( やった!!!)

初めての内定通知。

第一希望ではないとは言え、今までの努力が報われたような気がして喜びのあまり普段は絶対しませんが近くにいた母親と思わず抱擁したことを覚えています。

他に行きたい会社はすべて落ちていたのでここでぼくの就活は終了することにしました。

残り学生生活約1年間は、今までの努力のペースは崩さずにキャラクターモデリングの技術に磨きをかけていきました。

内定をもらったからと言って努力をやめちゃうのは危険ですよ!

就職する会社がブラックで辞めたくなる可能性も考えてポートフォリオは常に更新していきましょう!

>>ゲーム業界の1日の勤務時間公開!ブラック企業に気をつけろ!!

とまぁせっかく内定をいただいた会社も色々あって入社3ヶ月で辞めることになるんですが、それはまた別のお話。笑

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ゲーム業界に行くなら業界就職率の高い(アミューズメントメディア総合学院)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

以上がぼくが美術未経験の高校生から専門学校に行きゲーム会社にデザイナーとして内定をいただくまでの話です。

人の数だけストーリーは違うでしょうが学生生活1年目で目がでなかったぼくでも今こうしてゲーム業界で働けているので、あきらめずに努力をやめないでください。応援していますよ

それでは、また次の記事で

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