【学生必見!】3DCGやるなら持っておきたいオススメ本5選!!

こんにちは、ゲーム業界CGデザイナーの鬼木です。Twitterはコチラ!

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みなさん、CGの参考書とか買うタイプでしょうか?

ぼくは学生のころから良さそうだなと気になったものがあれば自分への投資と

思ってポチポチAmazonですぐ買っちゃうタイプでした。

その総額ざっと十数万円…

そんな大金をかけても買ってよかった♪と思うものもあれば、うーん…微妙…となるものも多く、なかなか損しない買い物というのは難しいもんです。

そこで今回は失敗したくない学生、もしくは経験の浅いアーティストのために、とりあえず買っておけば損はしない厳選オススメCG本5選を紹介します。

※ぼくはキャラクターモデラーなのでそっち寄りの紹介になります。

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スカルプターのための美術解剖学

見やすい画像、文字が少ないアナトミー(解剖学)の本をお探しですか?
人体をモデリングするとっかかりで行き詰まってしまった?

見やすくて分かりやすい資料が欲しいけど、Webを探し回るのに疲れてませんか?

筋肉、骨について長々とした文章を読むのではなく、シェイプを知り、それを即座に作品に生かしたい?

人間の体を簡潔に解説した、もっとも使いやすい、アーティスト向け美術解剖学のガイドブックがここにあります。

男女の人体の筋肉を大量のフルカラー写真や3Dスキャンなどで正確に詳しく部位ごとに解説してくれている本です。

人体系の資料はこれひとつでも十分なくらい細かい構造や造形がわかりやすくなっていて、仕事のお供に手放せない1品です!

キャラクターを作る仕事をするなら必携の本ではないでしょうか。イチオシです。

キャラクターモデリング造形力矯正バイブル

【書籍概要】
■せっかくの高機能ツール、使いこなして美麗キャラクターに仕上げたい
■ポートフォリオに納得のキャラクターを載せたい
■細かいところの造作まできっちり教えてくれる教材が欲しい

顔のモデリング、難しいですよね。

ぼくが学生のときに苦労してた顔のモデリング。その苦悩の日々はこの本を買うことによって劇的に改善しました!

顔の造形に特化した書籍で著者が専門学校で教えている生徒たちのダメな作例も載せてくれているので、自分のモデリングと見比べてみてどういうところがダメなのか気づく目を養うことができます。

きれいなトポロジーを理解するにはこの本が一番かも?

他にもXgenでの髪作成やSSSの設定のヒントなどあまり他の書籍では見られない細かい部分の解説があるのでその点もオススメです。

Maya実践ハードサーフェスモデリング

概要目次】
本書の概要

Part 1.プロップ編
1 章 モデリング基礎知識
2 章 モデリングの基礎知識 番外
3 章 これだけは押さえておきたいモデリングツール
4 章 プロップ:モデリング
5 章 プロップ:UV
6 章 テクスチャペイント:基礎知識
7 章 プロップ:テクスチャペイント
8 章 レンダリング

Part 2.背景編
9 章 モデリングを始める前に
10 章 スケールとディテール
11章 UVレイアウト
12章 背景:テクスチャペイント
13 章 背景モデルのルックデブとレンダリング
14 章 汎用パーツを利用したディテールの追加

著者の北田栄二さんが背景モデラーなこともあり内容も背景寄りではあるんですが、

本質的なモデリングの技術解説やワークフローの進め方などかなり実践的なノウハウが詰まっており、とても勉強になるのでオススメの一品です。

他の技術書ではあまり見られないUV展開についての詳しい記述や、

外観だけでないデータの整理の仕方など仕事としてのCG制作を意識した良書です。

アニマル・モデリング 動物造形解剖学

デジタル、アナログすべての造形の基礎となる、「動物スカルプトの基礎」。

『アナトミー・スカルプティング』の著者でハリウッド造形界のトップ、
片桐裕司の立体作品+造形レクチャー! ! 

ライオン、ゾウ、ゴリラ、チンパンジー、馬、犬、ドラゴン…
皮膚にあらわれる骨格の凹凸、動きによって形を変える肢体の筋、光と影による筋肉の隆起のとらえかた。
重心と動きのあるポーズ、毛並みの立体的な造形と流れ、うろこが本物に見える彫刻方法とは………

造形家の視点から詳細にレクチャーする、動物造形解剖の決定版! 

こちらは粘土造形について書かれていますが、動物解剖学をしかもイラストではなく立体で解説してくれている数少ない本です。

作例のライオンや猿などの骨格や筋肉の構造など現実の動物を参考にすることが多いモンスターを作るうえではとても参考になりました。

粘土の彫るテクニックもZbrushでのスカルプトに応用できてオススメです。

カラー&ライト

本書の特徴】

アーティストのためのアーティストによる、色彩と光の理論
作画に直結した解説と具体的な事例を示す豊富なイラストを掲載。

アート、映画、ゲームをはじめ、さまざまな分野のアーティストに広く読まれています。

光の性質、色の特徴を知ると、目に映ったものを視覚化するための方法が違った側面から見えてきます。

光の描き方、色の歴史と性質、巨匠たちの色使い、人間の視覚などの理論からはじまり、さまざまな効果をもたらす配色方法(カラースキーム)、光と色の相互作用などの具体例が豊富に解説されています。

最後はCGの本でも造形の本でもないんですがすべてのアーティストが読んでほしい本だったので候補に入れました。

アートの基本となる光、色彩について解説している古典的な本です。

光の性質や色の特性を知ることでCGでも絵作りのレベルが格段に上がることでしょう。

学校の授業では教えてもらうことのなかったアートの基礎知識、みなさんもこの本で

学んでみることをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

以上がぼくが厳選したオススメ書籍5冊です。

CGの参考書はお値段が高めですがこういった上質な濃い情報はネットでなかなか

手に入れられないものが多いので多少無理してでも購入して勉強すると

まわりの人と差をつけられるかもしれませんね。

それでは、また次の記事で

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