【注意!】新卒が募集要項で見るべきは給与よりも賞与と福利厚生!

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学生のみなさんが会社に応募するときって募集要項に目を通すと思いますが、年収はどのくらい貰えるのかってしっかり見ていますか?

給与額だけ見るとおっ、この会社けっこう高いな!と感じることもあると思いますがまずチェックすべきは賞与の有無と福利厚生の部分です

賞与の有無から見る年収

例として、とあるゲーム会社の募集要項を用意しました。

ホームページには月給24万5000円とあります。

パッと見、新卒としてはかなり高い水準だと思いましたがよく見てほしいのがその下の小さい文字で書かれている部分です。

※年俸制。初年度年俸2,940,000円を12分割し、月額給与として支給。

※月額給与には通勤手当20,000円/月を含みます。

※月額給与には固定時間外労働手当40時間分55,901円を含みます。

(残業時間が月40時間を超えた場合、超過分は別途支給)

※正社員は入社後3~6カ月間は試用期間となります。

年俸制。つまり月給の24万5000円×12ヶ月で294万円でピッタリなのでこの会社に賞与は発生しないということです。

特に賞与の項目もありませんでしたしね。

賞与がある場合かなり年収に影響してくる部分なので月給だけでなく賞与があるかどうかをしっかりチェックしましょう。

しかもその下には月給に通勤手当2万円を含むとあります。

家が遠い人だと交通費だけで毎月-2万円近く給料が減る感覚になるんじゃないでしょうか。

本来は給料と通勤手当なんて分けるべきだと思いますがこういった会社はわりとあります…

さらに下に固定時間外労働手当40時間分を含みます。とありますね。

基本給を少なめにして最初から固定残業代で補っているのはクリエイティブ職だとわりとある嫌な習慣ですが40時間という数字から

40時間÷20日で約2時間。

このことから毎日約2時間は残業するレベルの仕事量があるよってことが読み取れます…

2時間だとちょっと多いなと感じるレベルですかね。こうやって最初から提示している会社は忙しいことが多いので2時間で済めばいいですが。笑

福利厚生のお得度を確認

次に別の会社の募集要項を見てみましょう。

年俸の他に各種インセンティブとありますね。

これは会社の業績がよかったりしたときに貰える普通の賞与とは違い、個人の歩合によって貰えるボーナスのことです。

つまり優秀な社員とそうでない社員とで明確に差がつくことになります。

昇給が年2回とあるので昇給チャンスが半年毎にあるのも良いポイントです。

さらに下の福利厚生の項目を見てみましょう。

・交通費支給

・家賃補助制度(2駅ルール)

・引越手当支給制度

などがありました。

交通費はまぁ普通としても家賃補助制度はとてもお得な制度です!

(2駅ルール)とあるので、会社から2駅以内のエリアに住んでいるなら家賃を補助してあげますよという意味です。太っ腹!!(だいたい2万~5万くらいが多い

つまり実質給与がプラスされるということです。

次に引越手当支給制度。これもいいですね。

地方から就職のために引っ越してくるなら補助金出しますよって制度なのでかなり嬉しいです。長距離の引越しってお金かかりますからね~

賞与の回数

次に別の会社も見てみましょう

賞与の回数が夏、冬で年2回とあります。

当然ですが年1回よりも年2回の方が年収は高くなる傾向にあると言えますね。

そもそも年2回も賞与が出せるということは業績が好調でしっかり稼げている会社ということです。長く務めるなら安心な会社かもしれませんね。

さらに福利厚生には退職金制度までありました。

この制度があるゲーム会社はわりと珍しいんですが恐らく相当に儲かっているのでしょう。

モデル年収の高さからも想像ができます…20代半ばで700万てすごいですね…行こうかな…笑

まとめ

基本的に賞与があったり福利厚生が充実している会社はしっかりゲームが売れて利益をだしている会社です。

ファミ通なんかの販売本数ランキングやスマホアプリのランキングとか見て日頃から儲かってそうな会社にアンテナを張るのも有効な手だと思います。

会社を選ぶうえでは給料面だけでなく好きなテイストのゲームを作っているとか仕事内容にもよると思うのでお金だけでは一概には言えませんが就職活動の参考になれば幸いです。

それではまた、次の記事で!