CGフリーランスなら知っておきたい文芸美術国民健康保険組合

こんにちは、鬼木です。(Twitterはコチラ!

今回はフリーランスが知っておくと得する文芸美術国民健康保険組合の話をしようと思います。
年金の話とセットでしっかり覚えておきましょう。

年金の記事はコチラフリーランスになる前に知っておきたい厚生年金と国民年金の違い

ちなみに会社員の方であれば会社が加入しているなんらかの健康保険組合に強制加入になります。

保険料は会社と従業員で半分ずつ負担するので、給料から天引きされるのですが実質お得になっているわけですね。

フリーランスの場合はどうなるのか見ていきましょう。

これからフリーランスデビューする人のための健康保険の3つの選択肢

これからフリーランスになる方は、大きく3つの選択肢があります。

・国民健康保険

・会社の健康保険を任意継続

・なんらかの国民健康保険組合


国民健康保険

国民健康保険は市役所で退職日から14日以内に手続きして加入する必要があります。

また、保険料は前年度の所得によって変わるので前年度まで会社員をやっていたのであれば

会社員時代の所得に応じて保険料を支払うことになります。

持ち物

・健康保険資格喪失書

・印鑑

・免許証などの身分証明書

会社の健康保険を任意継続

保険料は全額負担になりますが、退職後の2年間だけ会社員時代の健康保険に継続加入

することができます。

こちらは退職後20日以内に申請しなければならず、それ以降は一切受け付けてもらえないので

注意が必要です。国民健康保険に切り替えるのとどちらが安くなるのかよく吟味してみましょう。

なんらかの国民健康保険組合

いろんな職種に向けた国民健康保険組合があるのですがフリーランスのCGデザイナーであれば

「文芸美術国民健康保険組合」という保険組合に加入するのがベターです。

公式HPリンク

国民健康保険では前年度の所得に応じて納める金額が変わるのですが、

こちらの文芸美術国民健康保険組合に加入すると定額で月額1万9600円(※2018年現在)

になります。

経験上だいたい前年度の所得が300万円を超えるあたりから、文美国保に切り替えたほうが

国民健康保険よりも保険料が安くなると思います

文美国保の注意点

上記を見てだったら文美国保一択なんじゃ…?と思う方もいると思いますが

ひとつ注意点があります。

まず文美国保に加入するためには組合加盟のなんらかの団体の会員にならなければなりません。

公式HPリンク

そこでCGデザイナーであればVFX-JAPANに加入することになると思います。(※年会費かかります)

そこから文美国保に斡旋してくれるのですが加入審査の必要書類として

前年度の確定申告書が必要になります。

ですので会社員時代からCGの副業をして前年度確定申告をやっていたという場合以外は

フリーランス初年度から文美国保に加入することができません。

1年目はおとなしく国民健康保険か会社の健康保険を任意継続しましょう。


まとめ

いかがでしたでしょうか。

年金と同様に保険のことも覚えることがたくさんあります。

ちなみにぼくの場合は

フリーランスとしてデビュー

国民健康保険に加入

確定申告

所得が300万円以上なので文美国保に加入し切り替え

という感じでやりました。

よかったら参考にしてみてください

それでは、また